社会・政治


ハレー彗星


ハレー彗星は約76年の周期で地球に急接近する惑星です。
前回の通過は1986年の2月9日です。(2012年現在)
次に見られるのは2061年7月28日らしいです。
そのハレー彗星にも都市伝説があるんですね。

1986年には大騒ぎにはなりませんでしたが、1910年のハレー彗星の接近時には様々な騒動があったんです。

明治時代のハレー彗星の時には、
「彗星が通過した後の尾の空気が地球を包み込んで、人類が中毒死して地球が滅びる」
「明治43年の5月20日の21時頃に地球にぶつかって世界が滅ぶ」
「ハレー彗星が地球の酸素を吸い取ってしまうので、約5分の間は空気がなくなって息が出来なくなる」
との噂が流れました。

この為、自転車のチューブを買い占めチューブ内の空気を吸って一時的な酸素枯渇に備える人、水を張った洗面器で息を止める訓練をする人、全財産を遊びに注ぎ込む人、世界滅亡を憂えて自殺する人などが出たと言います。



これは本当にあったことのようです。
しかしそこまで社会現象になるくらいの大規模な大騒ぎにはならなかったようです。
この噂話の原因となった一つとしては、
「彗星の尾には有毒のシアン化合物が含まれている」
という発見でした。
この発見者がフランスの有名な天文学者だったので、科学信仰が強まっていった日本人の中には騙された人もいたのでしょうね。

実際のハレー彗星は5月19日に太陽面を通過しましたが、彗星のガスは非常に薄い為、地球が尾の中を通過してもハレー彗星のガスは地球の厚い大気に阻まれて地表に到達することはありませんでした。
よって地球及び生命体には何の影響も与えてません。

この都市伝説は、1949年に日本映画社製作の「空気のなくなる日」という映画のモチーフとされました。
また藤子・F・不二雄先生の漫画「ドラえもん」の33巻「ハリーのしっぽ」にも描かれています。

「トム・ソーヤーの冒険」の作家で知られるマーク・トウェインさんは、
「私はハレー彗星が空に掛かる頃生まれた。だから私はハレー彗星と共に旅立つのだ」
という言葉を残しています。
言葉の通り彼は、1835年のハレー彗星の回帰時にこの世に生まれ、1910年の回帰時に近日点を通過する頃にこの世を去っています。
まさに一生に一度の特別な星なんですね。
2061年のハレー彗星を楽しみに待ってましょう。




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