社会・政治


ハンバーガーの肉


あるハンバーガーショップで女性がハンバーガーを食べていた時のことです。
食べている途中でおかしい噛み応えがしたので、食べかけのハンバーガーに目向けると…
中に挟まっている肉から太くて赤い糸のような物が出ていました。
それをよく見るとミミズのような形をしていました。
まさかとは思いましたが、店長を呼び止めてそのハンバーガーについて問い合わせてみると、店の奥にある事務所へ連れて行かれました。
「この話は決して誰にも言わないで下さい」
そういって口止め料として数万円を渡されたのです。
一連の店長の行動から、やはりあれはミミズだったのだと女性は確信しました。
この出来事があって以来、女性は一切ハンバーガーを口にしなくなりました。



これは今でも信じている方がいるくらい有名な都市伝説ですね。
「友達の友達がお金を貰いました!」
と言う人も結構な割合でいるんじゃないでしょうか?
この話は真っ赤な嘘です。

まず、このハンバーガーの肉にはミミズ以外にも噂があります。
ネズミの肉や猫の肉といったパターンがあります。
日本に伝わった頃は猫の肉が主流でしたね。
猫の肉だから「ニャンバーガー」なんて名前で呼ばれたりしました。
猫の肉の話のパターンは、食べている客が目撃する物ではなく、アルバイトの店員が店の裏口にある大量の猫の首を発見するという物です。
これ以外にも、酔っ払いのおじさんがハンバーガー屋の裏道を歩いていて猫の生首を見つけるパターンもありました。

しかしやはりこの噂はミミズの方が印象が強いんです。
それはネズミや猫よりもミミズの方が具体的にイメージしやすいことにあります。
「食用ミミズ」というのもあるくらいですからね。

そして決定的なのが、食肉業者さんの間ではひき肉のことを「ミミズ」と呼んでいた為に、ミミズバーガーがこの都市伝説の主流になっていたのではないかと思われます。

ミミズの肉に見えた物は完全にミンチされてない牛の血管と言われています。
牛の血管はとても太い為、その存在を知らなければゴムパイプかミミズに見えてもおかしくありません。

他にも、1970年代にアメリカでミミズ養殖産業が注目されたことがあります。
あるミミズ業者がテレビで
「我々はミミズ養殖界のマクドナルドを目指す」
と発言をしたことが判明。
「マクドナルドのように世界中でビジネスを展開していきたい」
という意味だったのですが、それが誤解の元になったかもしれないとも言われてます。

仮にミミズがハンバーガーに使われるとしたらどんな調理法を行うのでしょうか?
実はミミズはとても調理に手間が掛かります。
まず体内に泥や砂が入っているので、ウナギを捌くように一匹一匹の腹を裂いて取り除かなくてはいけません。
(想像したくないと思いますがゴメンなさい。我慢して読んで下さい)
もちろん機械でこんな作業なんて出来ませんから人間の手作業です。
1枚のパテ(ハンバーガーの肉の部分)を作るのにミミズを何匹使うかわかりませんが、大体50匹程度だと仮定します。
1匹のミミズを捌く時間を10秒だと考えましょう。
そうすると1枚のパテを作るのに8、9分も掛かることになります。
1人の人間が1時間頑張ってもミミズのパテを7、8枚しか作ることが出来ません。
時給が700円だとすると人件費だけで一枚100円ですね。
そんな損しかしない食材をわざわざ使うなんてありえませんね。
仮に人件費を0にしたとしても、やはりミミズバーガーでは採算が合いません。

釣りの餌に使うミミズも高いです。
パテ1枚で500円程になってしまいます。
先程も言いましたが「食用ミミズ」と言う物も確かにあります。
しかしそれは漢方に使われる物で、100g何千何万円単位ですよ。

もし仮にミミズが実際にハンバーガーに利用されているとしたら、そちらの方が人間の体には良いです。
コレステロールなどの観点から見てもミミズは卵に近く、牛肉よりはずっと健康に良いのです。
赤ミミズの酵素にはコレステロールが原因の血栓の詰りを溶かす効果があることがわかっています。
かなりの高級食品で庶民の我々には手が出せません。
ハンバーガーに使うと店が倒産します。

いずれにせよ徹底的にコストカットされた牛肉には、例えネズミでも猫でもミミズでも敵わないという訳です。

牛肉=高級
というイメージから広まった都市伝説ですね。




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